こぎん刺しのある暮らし|“飾る”と“使う”の間
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使うものと、飾るもの。
そのあいだにあるものに、
なぜか惹かれます。
こぎん刺しは、
もともと暮らしの中で使われてきたもの。
布を補強するために生まれ、
日々の生活とともにあった手仕事です。
けれど今は、
「飾るもの」として見ることも増えてきました。
このマルチクロスは、
そんな“あいだ”にある存在です。
籠にふわりとかけるだけで、
空間の印象が少し変わる。
でも、特別なものではなく、
そのまま日常の中で使える。
きちんと整えすぎなくてもいい。
少しラフに置いたり、
くしゃっとしたままでも、
それもまた心地よいかたちになります。
目隠しに使うだけでなく、
壁や棚の上などに飾ったり、
魅力あるアイテムです。
こぎん刺しの規則的な模様と、
やわらかな布の質感。
整っているのに、
どこか余白がある。
そのバランスが、
暮らしに静かなリズムをつくってくれます。
飾るためだけでもなく、
使うためだけでもない。
そのどちらでもあるような存在。
同じ布でも、
置く場所や使い方で、
少しずつ表情が変わります。